2009/04/24

水俣市民の想い

水俣病最終全面解決とチッソ分社化について議論されていますね。
特に民主党の提案したものは、10数年前の、最終全面解決のときの条件よりも優遇されるような金額を出してきていますが、10数年まえに漏れた人たちが再び申請されているのに、そのとき以上の条件を提案するとは、常識的に考えられないことです。

また、260万円をもらった人たちがさわぎだし、全面解決どころではなくなるのではないでしょうか?

それ以上に、民主党の案では、チッソそのものがつぶれてしまうのではないかと、大変心配しています。

民主党の提案されている代表の議員さんは、10数年まえの全面解決のときの患者団体側の弁護士ですよ。あのときに、260万円で話し合いがされ、調印式までされて全面解決したのに、弁護士ではなく民主党の議員になったからといって、10数年まえの条件以上の条件を出されることが、信じられません。
民主党の提案とは考えられないことです。
水俣市にも民主党の支持者の方や、市議会議員さんがおられますが、どう思われているのでしょうか?

民主党の議員の方々は、水俣市民の常識ある本当の思いを知っていらっしゃるのでしょうか?

それとも、チッソをつぶしてもいいと考えられているのでしょうか?

一部の声の大きい人たちの話ばかりを聞かれて、常識ある水俣市民の声は聞かれたのでしょうか。

民主党の案は、チッソがなくなってもかまわないと思われているようにしか思えないし、そうなれば、水俣市は消滅してしまいますよ。

今からの若い青少年は、水俣では働く場所がなくなり、働く場所を探しによその町へ出て行き、最後には水俣はなくなるでしょう。

水俣病の全面解決に向けて、与党が国会提出した特別措置法案については、チッソもなんとか持ちこたえられるという考えで、その条件ならと話し合われているのではないのでしょうか。

どこかの先生が反対しているとか、チッソを批判するばかりでは、最後にはチッソはなくなり、水俣市も消滅してしまうのではないでしょうか?一部の人たちの大きな声ばかりを報道されて残念です。

水俣市民の大半(半分以上)の方は、早く解決してもらいたいと思っています。

水俣病問題が全面解決し、チッソが分社化したときに、それからチッソは自分の会社のため、水俣市の発展のためにがんばってくれると期待しています。今でも地域のためがんばっておられますが…

早く水俣病問題が全面解決し、チッソが今以上にがんばって発展し、水俣市民が希望のある生活ができ、未来のある若い人たちが心配なく夢の持てる町になるよう、心より祈ります。

水俣市民のみなさん! チッソが存続し、水俣市が生き残れるように、チッソを応援しましょう。
それが、私たちの子どもたちが、水俣で安心して暮らせることにつながると思います。

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